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スポーツコンディショニングとは
スポーツはコンディショニングとの闘い・・・。
大切なことは体のコンディショニング作りから始まる。
選手にとっても指導者にとっても一番怖いのは怪我です。スポーツ選手にとって怪我はつきものといえ、防げるものならできる限り防ぎたいものです。
過去のオリンピックでは、マラソン日本選手の相次ぐ故障について、コンディショニング作りと練習過多をひとつの原因とされています。
練習の疲労性による怪我や体のバランスの崩れや歪みによる様々な症状が発生し痛みからスポーツ障害に繋がります。
選手達は怪我からの早期復活を望み万全なコンディショニングで試合などに備えたいです。
近年、スポーツ選手のコンディショニング作りの技術や指導法はめざましく進歩していますが、日本人の特性に合ってないトレーニング方法とスポーツ障害防止や治療技術にも様々な問題が多いようです。
リセットストレッチ療法とは、従来の伸ばすだけのストレッチとは違い、解剖学的なメカニズムから立体的な体の動き(専門的競技の動き、姿勢維持、重心移動など)からの、筋肉の連動性による疲労や筋肉のバランス崩れや可動域の低下による痛みなどを
骨格のバランス整とストレッチ・リリース方法で体幹部位(骨盤・股関節周辺)を中心にインナーマッスル(深筋部)にある細な筋線まで連動させ、神経との協調性や筋肉間の協調性が高め体全体のバランスと自律神経(副交感神経、交感神経)の調整を行うストレッチ技術です。
また、ジュニアスポーツ選手からトップアスリートまで、誰でも簡単に、何処でも、最短に、疲労を軽減しスポーツ障害防止や早期治療に結びつけることが出来る効果的な回復作業コンディションニグやメンタルケアとして大いに活用できるものと考える。
スポーツ選手のコンディショニングについて
鈴木桂治選手(全日本柔道強化選手候補)のリセットストレッチ療法で股関節痛の施術風景
そこで、トップアスリートに限らず、現代のストレス社会は、スポーツ界を含め知力、体力を使う現在人ほど日々の体調管理は不可欠である。
特に、スポーツの競技力を高め、疲労回復を図るもっとも有効な手段として筋肉(動き、使い方)のバランスを保つことが、よりよい競技のパフォーマンを向上させると共にスポーツ障害等の防止への近道ではないでしょうか。
最高のコンディョニングを維持するための方法としてからだのバランス(自然な動きよる可動域のある動作を高めるなど)を保つことが必要です。
国士舘高校柔道部トレーニング室にて
近年、スポーツ界のコンディションニグ方法は、めざましく進歩しており、スポーツ選手のケアであるスポーツ障害防止や治療等については、スポーツ整形外科、柔道整復師、スポーツトレーナーなどによる治療だけが現状である。
スポーツ障害
スポーツ障害のない、スポーツライフを!
視点を大きく広げて問題の本質をしっかりと見きわめてケアをする事で障害の早期回復・再発の予防が可能になります。
スポーツが一般に普及するようになってから50数年が経過し、近頃はその動機も生活習慣病の予防から健康の維持を目的とするものまで、実に多様に富んできています。
しかし、それと同時に一般スポーツ人は勿論の事、主として学生(小中・高あるいは大学生)スポーツ選手の 間で危惧され始めた問題も出始めてきています。
(過度の動作の繰り返しによって発生する障害)over use syndromeと呼ばれる、いわゆるスポーツ障害です。
この障害によって一時的にではありますが、スポーツ活動を休止せざるを得ない事は、スポーツ選手にとって何より苦痛に他ならないと思います。
その”スポーツ障害”を予防し、早期回復する事を目的として説明します。
野球選手(投手)の移動負荷動作による筋連動ライン図
運動選手の動きには様々な重心移動が発生します、しかし正しい重心移動をしない場合は体が歪み怪我の原因となりますので、正しい複合的な筋肉の動きを行う事がけが防止に繋がります。
各競技に発生しやすいスポーツ障害メニュー * 障害の部位名をクリックして下さい。 | |
---|---|
●すべての競技に多い障害 | (腰) |
●すべての競技に多い障害 | (膝) |
●陸上競技に多い障害 | (膝)・(下脚)・(アキレス腱)・(足の甲)・(足の裏) |
●バスケットに多い障害 | (腰)・(足の裏) |
●サッカーに多い障害 | (膝)・(足の甲) |
●バレーに多い障害 | (膝)・(下脚) |
●野球に多い障害 | (肩)・(野球肘) |
●肘のスポーツ障害 | (テニス肘)(槍投げ肘)(ゴルフ肘)(肘の関節鼠) |
すべての競技に多い腰の障害
選手生命が危ない(慢性腰椎・腰部椎間板ヘルニア・腰部椎間板分離症・腰部椎間板すべり症・ギックリ腰)
スポーツによって引き起こされる腰痛には、過度の運動で生じる脊椎起立筋の筋硬化による筋疲労の腰痛、脊椎起立筋によって生じる腰痛、腰部の脊椎起立筋の挫傷により腰部、腰椎の支持組織の損傷のよる腰部、以上の腰部は胸腰部の筋・腱・靭帯の機能低下が、損傷の起因になることが多い。
その他に、腰椎の軟骨(椎間板)の変化によって生じる腰痛、腰椎の椎弓部のひびによって誘発される腰痛、さらに椎弓部のひびが進行しひび割れが起因となる腰痛などがあげられる。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
改善方法は、まず体全体を見極めて歪みや捻じれ(体幹部位・骨盤・股関節)を整えます。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分に腰痛予防となるでしょう。
スポーツ障害メニューに戻るすべての競技に多い膝の障害
(ランナー膝・ジャンパー膝・オスグッド・シュラッタ症候群・鵞足炎・膝半月板の損傷・前十字靱帯損傷・内外側側副靭帯損傷)
膝のスポーツ障害は、大腿四頭筋のアンバランスによって誘発される膝の障害、膝関節の内・外側側副靭帯の損傷に起因する膝の障害、膝関節内の靭帯の損傷に起因する膝の障害、膝関節内の軟骨の障害起因する膝の障害、膝蓋骨の裏面の障害起因する膝の障害、膝蓋骨の靭帯の使い過ぎに誘発される膝の障害、大腿四頭筋の腱の障害および大腿屈筋群の腱の障害に起因する膝の障害である。
さらに膝蓋骨の位置が高いために誘発される膝の障害、膝蓋骨が小さいために誘発される膝障害もある。膝の直接的構成要因ではないが、腸腱靭帯および鵞足の使い過ぎの誘発される膝の障害などもある。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
改善方法は、まず体全体を見極めて歪みや捻じれ(体幹部位)を整えながら特に、股関節の変位(位置や方向性)や膝の高低・下脚の方向性を改善させます。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分に膝痛予防となるでしょう。
スポーツ障害メニューに戻る陸上競技に多い下脚の障害(シンスプリント)
シンスプリントって??
このシンスプリントと呼ばれる障害、これには色々な定義がある様なので、ここでは脛骨の中1/3~下1/3にかけて、特に内側部に沿って発生した炎症の事をシンスプリントと呼びます。
(『脛骨』は膝関節から下に存在する長い骨の事で、一般には"弁慶の泣き所" あるいは "すね" などと呼ばれている骨を指します。
炎症を起こした初期は運動時に痛みが発生し、やめると消える程度なのですが、そのまま運動を続けていると少しの刺激で痛みを感じるようになり、安静時においても痛みが取れなくなってしまう事があります。
オーバーワークが原因?
ブロック、スパイク、ジャンプサーブなどからも見受けられる様に、バレーボールは一般的にジャンプ技としての特性を強く持っています。
プレー中頻繁に使用される様々なジャンプは、バレーボール競技において必要不可欠なものですがその繰り返しゆえにこの障害(シンスプリント)が発生する事があります。
ジャンピングの際、強い蹴りだしを得るために足首には内反・底屈という動きが生じるのですが、この動きを主導的に支えるのが後脛骨筋・長趾屈筋・長母趾屈筋(足底から、ふくらはぎにかけて伸びる内反筋郡)となります。
歩行などでは、それ程この筋肉郡が使われるという事も無いのですが、ダッシュやジャンプなどの際には実に頻繁に使われ、その役目を担っています。
もともと力も弱く非常に細いこの筋肉郡は、オーバーワークなどですぐに疲労してしまうため、結果的に付着部(その筋肉郡が付く骨の部分)である脛骨の中1/3~下1/3にかけて、特に内側部に沿って炎症を起こしてしまいます。
足が原因のシンスプリント。
1、体全体の歪みや捻じれ(骨盤部位と股関節の変位)などから正しい重心移動やダッシュ・ジャンップ動作の着地動作がスムーズに出来ない状態に発生しやすいです。
2、足の機構からシンスプリント発生の原因を説明します。良く偏平足の人がこの障害を起こしやすいと言われますがその理由の一つに、偏平足の人はそうでない人に比べて、その高さ(土踏まず)の分余計に内反筋郡が引っ張られている事が挙げられます。
高さの分余計に引っ張られてしまう同筋郡は、その付着部である脛骨(脛骨中1/3辺り)に持続的に牽引を加え、微細な損傷または炎症を生じさせます。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分にシンスプリントの予防となるでしょう
スポーツ障害メニューに戻るアキレス腱炎
アキレス腱の痛み(アキレス腱炎)
有名なスポーツ障害。
アキレス腱炎(あるいは断裂)は様々なスポーツ障害の中において、最も広く一般に知られている障害の一つでしょう。
アキレス腱は下腿三頭筋(ふくらはぎ)と踵骨(かかとの骨)とを繋ぐとても硬く強靭な腱で、下腿三頭筋から発生した力を踵骨に伝える事で足首の動作を行っています。
様々な原因でこのアキレス腱部に炎症が生じた時、初めのうちは軽い痛みやツッパリ感を感じる程度なのですが、放置しておくと徐々に痛みは増大し、ついには痛みにより足首を動かす事さえ出来なくなってしまいます。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分にアキレス腱炎の予防となるでしょう。
スポーツ障害メニューに戻る足の甲の痛み(足背筋・腱の腱鞘炎)
休息が肝心のスポ-ツ障害。
足背筋・腱の腱鞘炎とは、足背(足の甲)に痛みを生じる障害のことで、普段何もしていない時などは足背部に突っ張り感を感じる程度ですが、足首を動かす動作などで痛みが増大します。
症状は軽いため、運動を少し休止すれば自然と治ってきますが、まれに急性の炎症様(怪我をした後すぐの腫れいる様な状態)を呈し、歩くだけで痛みを生じる事があります。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
改善方法は、体全体の歪みや捻じれ(骨盤部位と股関節の変位)などから正しい重心移動やランニングなどを正しく行うことです。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分に足背筋や腱の腱鞘炎の予防となるでしょう。
スポーツ障害メニューに戻る足の裏の痛み(足低筋膜炎)
かなりの痛みを伴う、この障害。
足底筋膜炎は、足の裏側に痛みを起こすスポーツ障害の一つです。
足底筋膜炎の"足底筋膜"とは足底部(足裏)に広がる薄い膜状の筋膜の事で、踵骨(かかと)から始まり5本の指の付け根に付着して終わります。
この筋膜の働きとしては、土踏まずを支えるバネとして受動的に収縮し、ランニングやジャンプなどの際に足へかかる衝撃を吸収します。
何らかの原因でこの部に炎症を起こしたものを 足底筋膜炎と呼びますが、 これを一度発症すると、歩行の際に地面に足を接地するだけで痛みを伴う事となります。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分に足底筋膜炎の予防となるでしょう。
スポーツ障害メニューに戻る野球選手に多い肩の障害
人体の構造上、しょうがない??
俗に「野球肩」といわれる肩障害は、野球経験者であれば誰もが一度は聞いた事のある名前かと思います。
発生のメカニズムはともかくとして、この障害が投げ過ぎにより生じる事も、同じように広く知らているようです。
ではその「野球肩」の"肩"について少しお話をして行きます。
肩の関節は構造上でも稀な特徴を持っている関節と言われています。
通常、関節面といえば床と平行に走る事で上から加わる加重を支える事が出来るのですが、肩関節ではその関節面が床に対して垂直に走行しているのです。
これでは、上肢(腕)の重みが常に肩関節へ下方の牽引(下方向へ引っ張る力)を加える事になり、日常的に常にストレスが溜まる原因となります。
そのように肩関節自体が常にストレスの伴いやすい構造にもかかわらず、野球選手はそれに加えて過度な投球を行わねばなりません。
これでは他のスポーツに比べて、肩が故障しやすい事は当然とも言われてしまいます。
肩のスポーツ障害
肩のスポーツ障害には、肩甲骨に付着している肩腱板の筋の損傷もしくは 腱の伸び過ぎが誘因となるもの、上腕二頭筋長頭の伸び過ぎに伴う関節包と滑液包に対する強いストレスが誘因となるもの、引き伸ばされ大胸筋が急激に短縮することが誘因なるもの、上腕二頭筋長頭が結節間溝部で脱臼気味になることが誘因となるもの、さらには上腕三頭筋長頭の起始部の使い過ぎによる骨蕀形成が誘因となるものなどがある。
■野球肩
*投球動作は、大きく分けると次の4つの動作期になる。
(A)ワインドアップ期
この動作期には肩を痛める要因は見たらない。(図A-1)
(B)コッキング期
コッキングとは、拳銃の引き金を引くということで上腕を立てて、まさに投げる体勢に入らんとする時期である。
肩にとつては側方挙(外転)と外旋が強制されるために肩関節は過度に後方に引き伸ばされる。
(図A-2)
肩関節にこの体勢が強制されると、肩関節の前方関節包と上腕二頭筋長頭腱、並びに滑液包が引き伸ばされ、強いストレスを受ける。
これが繰り返されるとダメージが大きくなり、損傷を起こす羽目になる。
損傷を受けると肩峰付近に 圧痛がみなれるようになり、悪化すると運動痛が生じる。
さらに上腕二頭筋長頭が極限に引き伸ばされるために、ときとして結節間溝部に強いストレスが生じ脱臼気味となり、肩前面に圧痛がみられ、悪くなると運動痛もみなれるようになる。
(C)アセレレーション期
この時期は、スピードボールを生む原動力となるもので投球動作期で最も大切なphaseである。 最大スピードでボールを投げるには、肘を支点として上肢はしなやかな鞭状(図A-1-3)となる必要がある。
上肢がしなやか鞭状となるには、肘関節は咄嗟に強い外反位が要求されることになる。
この投球動作は、肩関節、肘関節にとって非常に無理な体勢ななるために、肩、肩腱板、腋窩、それに肘を損傷させる誘因要因が多く包含去れている時期と言える。
野球肩
(D)フォロースルー期
鞭状になった前腕は、上腕三頭筋の動きによって前方に振り出される。
前腕が前方の振り出される動作中にボールはリリースされる。
ボールがリリースされ後、上肢はフォロースルー期となり投球動作は終わる。
ボールを握っている側の前腕を前方に速く振り出すには、上腕三頭筋の強い収縮が要求される。
上腕三頭筋が強く収縮すると、上腕三頭筋の長頭の起始部(肩甲骨が関節結節)に過大なストレスが生じる。
これが繰り返されると骨に棘(ベネット骨蕀)が形成されることになる、ベネット骨蕀が形成されると早いボールを投げるときに疼痛が生じるようになる。
野球肩は、コッキング期に生じる肩峰付近と肩前面の損傷、アクセレレーション期に生じる肩腱板の損傷、それにフォロースルー期に生じる肩後面の損傷が起因となる。
これらが単独の損傷のこともあれば、複合の損傷のこともある。
野球肩と同じようなメカニズムによって肩のスポーツ障害には、テニス肩・バレーボール肩・槍投げ肩などがある。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分に野球肩や肩痛の予防となるでしょう。
野球肩とインナーマッスルスローストレッチ
野球肩にはリセットストレッチが有効です。
これはリハビリとしても用いられますし、予防的な措置としてもかなり効果があります。
肩の筋肉を柔らかくしておけば、それだけ余計な負荷がかかりにくくなります。
筋力を強化するとともに、自然な動きの可動域を高めてしっかりと柔らかくしておくことはかなり重要だといえるでしょう。
肩痛とトレーニング(インナーマッスルの強化)
肩関節を例にすると,アウターマッスルは,胸筋,三角筋などの大きな力を生み出すからだの外側についた大きな筋肉です。
深層筋肉のインナーマッスルは,からだの内側の棘上(きょくじょう)筋,棘下(きょっか)筋,小円(しょうえん)筋,肩甲下(けんこうか)筋などで,本来関節を安定させる役割を担っています。
インナーマッスルを強化することは,四十,五十肩の予防だけにとどまらず,腰の痛みに悩む人にも効果があることが解ってきました。
また,肩を酷使するプロ野球の投手などでも,インナーマッスルを鍛える選手が増えているといわれています。
肩周辺のインナーマッスル図
プロ野球選手が運動能力の向上を目的に,ウエイトトレーニングで大きな筋肉のアウターマッスルばかりを鍛えても,関節を安定させるインナーマッスルが弱いと,上腕骨と肩甲骨の関節がバランスを崩して,能力を発揮できなどころか,痛みを引き起こす原因になるというのが理屈です。
水中でインナーマッスルを鍛える・水中に立って,みぞおちが水中に入るように,脚を開くなどして調整します。
・左右の腕を体側につけ,「気をつけ」の姿勢をとります。
・最初右肘を体側に付けたまま「小さく前に倣え」のように,右腕の肘を直角まで曲げ,手を水面近くまであげます。
・上げた右手の肘をわき腹付近に付けたまま,ゆっくりと手のひらを反対の左腕の近くまで,水平に手を動かし元に戻します。
・数回繰り返した後,左腕も同じように動かし,左右2,3セットを繰り返します。
運動のポイントは,ゆっくり動かすことです。
抵抗が少なくて物足りなく感じる程度がちょうどいいといいます。
負荷が強すぎると大きな筋肉が働いてしまうので,効果が少なくなります。
また,肩に痛みのあるときには,手を動かさずに片方の手で痛いほうの手を押さえて,軽く力を入れ(アイソメトリックトレーニング)るだけでも鍛えられます。
などの内容となっています。
スポーツ障害メニューに戻る肘のスポーツ障害
(野球肘・テニス肘槍投げ肘・ゴルフ肘・肘の関節鼠など)
肘のスポーツ障害は、前腕の屈・伸筋群の強度の伸展が誘因となるもの、または、強度 の伸展状態から急遽反転して強い伸縮性収縮に移り変わるときの過大ストレスが誘因となるもの、関節を構成している軟骨の離断性軟骨が誘因となるもの、上腕骨小骨の強い衝撃性の誘因となるもの、さらに強い外力による脱臼に起因するものとがある。
■リセットストレッチ療法で早期回復・再発防止■
リセットストレッチとは、従来のストレッチ技術(静的・動的)や筋肉へ負荷をかけるトレーニング方法、いわゆる「筋力トレーニング」ともまったく異なります。
力が入り続けて抜けなくなってしまった筋肉の過緊張状態を解消させる「筋弛緩トレーニング」である。
また、長い時間にわたって一定の動作や姿勢を続けることにより、伸びも縮みもしない「サビついた」状態なった筋肉に本来の動きを取り戻していく「サビ取りトレーニング」である。
このストレッチは体の各部を意識して動かすストレッチです。
リセットストレッチで大切なのは、「自分の体と心に向き合うこと」、体の内部への意識を持ち、コアマッスル(深層部)をゆっくりと無理なく動かすことで歪んでしまった体を整え、各部位の筋肉疲労を取り除き回復させてバランスを改善し、その結果、本来あるべき正しい姿勢を取り戻します。
また、スポーツ前後に同部位のリセットストレッチを丹念に行い筋肉の柔軟性を高める事で、十分に肘痛予防なるでしょう。
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